原著
マレイン酸エルゴノヴインの産褥子宮に対する作用
木村 淸
1
,
島貫 太吉
1
1東北大医学部産婦人科教室
pp.424-427
発行日 1955年3月10日
Published Date 1955/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201164
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I.緒言
麦角製剤は産科診療の面で,不可欠の藥剤である。
その主要アルカロイドはErgotamin, Ergotonin及びErgobasineの3種で,特に重要であるのはErgobasineで米国藥局法(U.S.P.)ではこれをErgonovineと云い,英国藥局法(B.r.)ではErgo-metrineと称し夫々そのマレィン酸塩C19H23N3O2,C2H4O4を收載している。
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