今月の臨床 異所性妊娠
検査と診断の手順
町田 静生
1
,
藤原 寛行
1
,
松原 茂樹
1
1自治医科大学産婦人科
pp.1066-1069
発行日 2010年7月10日
Published Date 2010/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102421
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はじめに
異所性妊娠は全妊娠のおよそ0.5~1%程度に発症すると報告されている.以前は破裂後に緊急手術が行われることが多かったが,近年経腟エコーの発達などにより早期診断が可能となった.
異所性妊娠のうち卵管膨大部妊娠がおよそ9割近くを占め,卵管峡部,間質部,卵巣妊娠が各数%,頸管妊娠,腹膜妊娠,帝王切開瘢痕部妊娠がおのおの1%以下と報告されている.
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