今月の臨床 婦人科外来検診マニュアル
F.内分泌・不妊
37.無月経の検査診断手順
小辻 文和
1
1福井医科大学産科婦人科
pp.490-492
発行日 1994年4月10日
Published Date 1994/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901699
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月経発来には視床下部—下垂体—卵巣系の正常な作動と子宮と腟の正常な形成が必要であり,これらのいずれに異常が生じても無月経となる.外来で無月経症例に遭遇した場合にはその原因を正しく診断することは勿論,最小の費用と最短の時間で診断することを心がけなければならない.そのためには一定の手順を念頭におき検査を進めることが肝要である.本項では病因鑑別の手順を解説し具体的な検査スケジュールを紹介する.なお各検査法の実際は別項を参照されたい.
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