連載 産婦人科PET 何を考えるか?・2
子宮頸癌病期診断
岡村 光英
1
1大阪府済生会中津病院PETセンター
pp.769-772
発行日 2009年6月10日
Published Date 2009/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102109
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
41歳女性,不正性器出血にて受診.超音波検査で6.5 cm大の子宮筋腫を認め,子宮頸部細胞診にて扁平上皮癌と診断された.治療前の検査としてMRI,造影CTを施行,さらにその他の部位の転移について全身検索のため,FDG PET/CTが施行された.FDG静注1時間後のMIP正面像(図1)にて膀胱と接して右側に強い円形の集積を認める(赤矢印).側面像では膀胱と離れて背方に強い異常集積を認める.このほかに異常集積は指摘できるか.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.