連載 病院めぐり
神戸赤十字病院
佐藤 朝臣
1
1神戸赤十字病院
pp.1238
発行日 2008年9月10日
Published Date 2008/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101866
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神戸赤十字病院は,昭和30年6月に日本赤十字社兵庫県支部附設病院として生田区楠町(現在の神戸大学附属病院の敷地内)に設立されました.神戸医科大学が神戸大学に移管されるにあたり,昭和40年12月に当院は,赤十字支部,血液センター,病院の3機能が収容される赤十字センターとして兵庫県庁近くに移転しました.産婦人科は1~2名のスタッフで,約300例の分娩を取り扱っていましたが,平成4年4月に産科は休診となり,常勤医師の退職に伴い平成4年12月からは診療内容を婦人科外来,検診に限定していたようです.
平成7年の阪神淡路大震災を契機として,三次救急施設である兵庫県立災害医療センターの設立が決定し,当院はその後方支援を担うべく,市街地再開発事業によって誕生したHAT神戸内に,災害医療センターに隣接した310床の新病院として再スタートを切ることとなりました.当院は,地域医療,救急医療,災害救護活動を柱に掲げており,地域医療支援病院,基幹災害医療センター,臨床研修指定病院,日本医療機能評価機構認定病院などの指定を受けて活動しています.
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