今月の臨床 周産期医療の崩壊を防ごう
周産期医療の集約化,地域のネットワークづくり
2.論文
和田 裕一
1
,
上原 茂樹
2
,
谷川原 真吾
3
,
岡村 州博
4
1国立病院機構仙台医療センター産婦人科
2東北公済病院産婦人科
3仙台赤十字病院産婦人科
4東北大学大学院医学系研究科発生・発達医学講座周産期医学分野
pp.238-243
発行日 2007年3月10日
Published Date 2007/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101135
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はじめに
産婦人科医師不足,女性医師の増加,新医師臨床研修制度による医師供給不足を背景に,周産期医療の安全な供給体制の1つとして集約化が提唱されてきた.しかし,医師不足が根本的に解決されない状況下での集約化の実施には困難な点が多い.本稿では,医師不足の東北地方の状況と身近な例として筆者のいる宮城県における具体的な問題点を述べる.
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