Japanese
English
臨床経験
Metaphyseal chondrodysplasia,type Shmidの1家系
Report of a Family with Metaphyseal Condorodysplasia, Type Schmid
中西 啓介
1
,
伊藤 富美子
1
,
原田 浩郎
1
,
杉浦 保夫
2
Keisuke Nakanishi
1
1新城市民病院整形外科
2西尾市民病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Shinshiro Municipal Hospital
キーワード:
骨幹端軟骨異形成症
,
metaphyseal chondrodysplasia
,
シュミット型
,
Schmid type
,
低身長
,
low body height
,
dwarfism
,
内反股
,
coxa vara
,
骨切り術
,
osteotom
Keyword:
骨幹端軟骨異形成症
,
metaphyseal chondrodysplasia
,
シュミット型
,
Schmid type
,
低身長
,
low body height
,
dwarfism
,
内反股
,
coxa vara
,
骨切り術
,
osteotom
pp.759-762
発行日 1989年6月25日
Published Date 1989/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908133
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:骨幹端軟骨異形成症metaphyseal chondrodyspiasia(以下MCDと略す)の中で臨床上,出会う機会の比較的多いSchmid型は常染色体優性遺伝を示すとされ,生下時には著変はなく,学齢期以前の幼児期に症状が発現し,四肢短縮型の小人症,O脚,腰椎前轡増強などの症状が出現する.X線学的所見は長管骨骨幹端部に限局した骨化障害像が主体で,クル病や他の小人症を来す骨系統疾患との鑑別が肝要である.クル病と誤って,無駄な治療をするのは避けるべきである一方,予想される股関節内反変形については成長予備能のある内に予防的手段を講じる事が大切である.
私たちは,3世代にわたって8個体に種々の程度の症状を発現しているMCD,Schmid型の1家系を経験した一特に内反股変形について発端者とその妹の経時的変化を観察し,父親および父方の祖母の成人例の股関節変化を参考として発端者に対しては外反骨切り術を施行する機会をえた.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.