Japanese
English
臨床経験
長期間追跡しえた先天性内反股の2例
Two Cases of Coxa Vara Congenita. Long Term Follow-Up
飯田 康夫
1
,
司馬 良一
1
,
廣畑 和志
1
Yasuo Iida
1
1神戸大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, School of Medicine, Kobe University
キーワード:
先天性内反股
,
coxa vara congenita
,
外反骨切り術
,
valgus osteotomy
Keyword:
先天性内反股
,
coxa vara congenita
,
外反骨切り術
,
valgus osteotomy
pp.755-758
発行日 1989年6月25日
Published Date 1989/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908132
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抄録:今回我々は,原因疾患の明らかでない先天性内反股の2症例に対してPauwelsの外反骨切り術を施行し,長期間追跡しえたので報告する.両症例とも,出生以来,低身長であること以外には,特に異常は認めず,肢行により発症した.骨系統疾患の存在は明らかでなかった.外反骨切り術を行い,うち1例は術後21年で再手術を必要としたが,1例は大転子高位をきたしたものの,術後26年後も経過は良好である.これらのことから,Pauwelsの理論に準じ,正確な外反角度を得ることが手術成績を左右すると考えられた.また,術後に生じる脚長差に対して,延長術を併用したり,補高装具を必要とする場合もある.
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