Japanese
English
論述
先天股脱Colonna手術症例の遠隔成績
The Colonna Capsular Arthroplasty: a long-term follow-up study of 18 patients
亀ケ谷 真琴
1
,
井上 駿一
1
,
秋田 徹
1
,
望月 真人
1
,
土屋 恵一
2
,
吉野 紘正
3
Makoto KAMEGAYA
1
1千葉大学医学部整形外科学教室
2千葉県立佐原病院整形外科
3吉野整形外科医院
1Department of Orthopaedic Surgery, Faculty of Medicine, Chiba University
キーワード:
先天性股関節脱臼
,
congenital dislocation of hip
,
コロンナ関節形成術
,
Colonna capsular arthroplasty
Keyword:
先天性股関節脱臼
,
congenital dislocation of hip
,
コロンナ関節形成術
,
Colonna capsular arthroplasty
pp.757-766
発行日 1982年8月25日
Published Date 1982/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906588
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はじめに
1929年Colonnaによって先天股脱児に対するcapsular arthroplastyが発表されて以来,数多くの追試がなされてきた1,9〜13,16〜30).しかし,術後の長期観察の結果,成績が一定せず,変形性股関節症の発生などあって,最近ではこの術式に対し懐疑的な意見もみられてきている1,20,27).しかし,現在,年長児における先天股脱放置例に対してはよい方法がない以上,本法は限られた範囲であるが,なお用いられてよい方法と考えられる.そこで,今回われわれは過去当教室にて行われたColonna手術症例18例について長期遠隔成績調査を行ったので若干の考察を加え報告する.
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