Japanese
English
手術手技
薄筋皮弁による坐骨部褥創の修復手術法
Repair of ischial pressure sore with gracilis myocutaneous flap
今井 達郎
1
,
原科 孝雄
1
,
柴崎 啓一
2
,
大谷 清
2
Tatsuro IMAI
1
1慶応義塾大学医学部形成外科学教室
2国立療養所村山病院整形外科
1Dept. of plastic and reconstructive surg., school of medicine, Keio-Gijuku university
キーワード:
筋肉皮弁
,
musculocutaneous flap
,
坐骨部褥創
,
ishial pressure sore
,
薄筋
,
gracilis muscle
Keyword:
筋肉皮弁
,
musculocutaneous flap
,
坐骨部褥創
,
ishial pressure sore
,
薄筋
,
gracilis muscle
pp.767-770
発行日 1980年8月25日
Published Date 1980/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906181
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脊損患者の褥創は易発性,難治性であり,局所のみならず全身的影響も少なくなく,重要な合併症の一つである.それゆえに褥創を予防する事が脊損患者の療護上で最も重要となる.しかし不慮にも一旦発生したら自然治癒は望み難く,外科的治療に頼らねばならない.ところで従来用いられてきた局所皮弁による修復手術は前回手術の瘢痕などに影響されやすいため困難であるばかりでなく,褥創の再発率も高い欠点がある.最近,良好な血行を有する筋肉皮弁により褥創を治療する方法が報告されている,我々も二例の坐骨部褥創に対し,薄筋皮弁を使用し良好な成績を得たのでその手術方法について紹介する
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