Japanese
English
臨床経験
陰嚢皮膚弁による肛門部皮膚欠損の修復
Repair of Perianal Skin Defect with Scrotal Flap
生越 英二
1
,
村上 哲朗
1
,
多原 哲治
1
,
保野 浩之
1
,
馬庭 昌人
1
,
冨永 積生
1
,
倉科 彰夫
2
Eiji OGOSHI
1
1島根県立中央病院整形外科
2島根県立中央病院外科
1Department of Orthopedic Surgery, Shimane Prefectural Central Hospital
キーワード:
陰嚢皮膚弁
,
scrotal flap
,
肛門部皮膚欠損
,
perianal skin defect
,
筋肉皮弁
,
musculocutaneous flap
Keyword:
陰嚢皮膚弁
,
scrotal flap
,
肛門部皮膚欠損
,
perianal skin defect
,
筋肉皮弁
,
musculocutaneous flap
pp.983-988
発行日 1981年10月25日
Published Date 1981/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908644
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はじめに
脊損患者の看護上,褥創予防は最も大切であることはいうまでもない.しかし不幸にしてこれが一度発生するとはなはだ難治性であつて,看護・治療上非常にやつかいな問題となる.最近良好な血行を有する筋肉皮弁を用いて褥創を治療する方法が報告されている.今回われわれも長年,難治性の坐骨部褥創につながる肛門部皮膚欠損に悩んでいた両下肢完全麻痺の1例に対して陰嚢皮膚弁を用い,また坐骨部褥創に対してはConway法に準じて手術を行い,満足すべき結果を得たので報告する.
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