Japanese
English
論述
骨軟部腫瘍診療におけるxerographyの応用
Xerography of bone and soft part tumors
川口 智義
1
,
和田 成仁
1
,
古屋 光太郎
2
,
網野 勝久
2
Noriyoshi KAWAGUCHI
1
1癌研究会付属病院整形外科
2東京医科歯科大学医学部整形外科学教室
1Dept. of orthop. surg., Cancer institute hospital
キーワード:
xerography
,
骨腫瘍
,
bone tumors
,
軟部腫瘍
,
soft part tumors
Keyword:
xerography
,
骨腫瘍
,
bone tumors
,
軟部腫瘍
,
soft part tumors
pp.755-766
発行日 1980年8月25日
Published Date 1980/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906180
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はじめに
骨,軟部・腫瘍診療面におけるxerography(以下Xero)の応用は,まだ日が浅く実際の診療にどのように活用していくかについては,現在試行錯誤の段階にあるといつて過言ではない.Xero撮影手技そのものは単純X線撮影と何ら異なるところはなく,患者に対しても苦痛を強いることはないので必要に応じて何回でも施行しうる.しかし被曝線量は多く,高電圧no grid撮影によりXero感度を上げても単純X線撮影に比し4倍程度は被曝量が多くなる.そのため,Xeroの適応範囲はその特質を考慮して施行されるべきであろう.そこで本稿では著者らがこれまで施行してきた骨軟部腫瘍診療におけるXero症例500例を通覧し本法の適応および所見の着眼点についてその概略を述べる.
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