Japanese
English
論述
閉経後骨粗鬆症—その原因についてのわれわれの考察
Postmenopausal Osteoporosis: The evolution of ourconcepts of its cause
HAROLD M. FROST
1
,
宮崎 淳弘
2
1Chairman, Department of Orthopaedic Surgery, Henry Ford Hosp.
2鹿児島大学医学部整形外科学教室
pp.896-903
発行日 1972年11月25日
Published Date 1972/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904762
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緒言
この論文は閉経後骨粗鬆症の病態生理に対する過去10年間におけるわれわれの考え方の推移を総括したものである.われわれの考えはきわめて限定された観点に立つている.すなわち,この疾患の特徴である骨消耗の直接的原因が解剖学的にどこに局在しているかに的をしぼつている.
この10年間の科学の進歩は,このことについての物の考え方を大いに変えさせたが,ある意味では,この問題についての研究ならびに他の骨骼疾患に対する研究方法についても深い影響をおよぼし得るものであると考える.
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