特集 QOLを考える
閉経後骨粗鬆症とQOL
寺内 公一
1
1東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科茨城県地域産科婦人科学講座
キーワード:
骨粗鬆症-閉経後
,
生活の質
,
骨折-骨粗鬆症性
Keyword:
Osteoporosis, Postmenopausal
,
Quality of Life
,
Osteoporotic Fractures
pp.316-319
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021146833
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閉経後骨粗鬆症が健康関連QOLを低下させることは、診療の現場および患者を受け入れる社会の双方において当然の事実と受け止められているが、それのみに焦点を当てて定量的に解析を行った研究は必ずしも多くはない。特に、骨折を伴わない骨粗鬆症そのものがQOLを低下させるかどうかについては、従来あまり顧みられてこなかった。骨粗鬆症に特異的なQOL指標としては、椎体骨折を主眼とするOPAQやQUALEFFOがあり、また女性における骨粗鬆症は骨折の有無にかかわらずQOLを低下させる。
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