臨床経験
脊髄横断麻痺を呈した骨髄腫の1剖検例
添田 勝教
1
,
村岡 修
1
,
三浦 英男
1
Katsunori SOEDA
1
1福島県立医科大学整形外科学教室
pp.1064-1067
発行日 1967年10月25日
Published Date 1967/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904315
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骨髄種は形質細胞系細胞より構成され,腫瘍増殖様式は肉腫と白血病との中間的性格を備えているものと理解されている1).本症の主要症状はほぼ確立された観があるが2)3)4),現在も所見の追加がなされており,したがつてその病型も種々で本症の診断は必ずしも容易でないと考えられる.
われわれは臨床的に腰痛を主訴とし,硬膜外悪性腫瘍の診断のもとに経過を観察し,剖検にて"び慢性骨髄腫"であつた症例を経験したので報告する.
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