Japanese
English
論述
内視鏡下腰椎前方固定術における至適到達法の検討―豚を用いた実験的研究
Study on the Laparoscopic Approaches to the Lumbar Spine
西須 孝
1,2
,
山田 英夫
3
,
高橋 和久
1
,
山縣 正庸
1
,
中村 伸一郎
1
,
菅谷 啓之
1
,
安原 晃一
1
,
粟飯原 孝人
1
,
新井 元
1
,
守屋 秀繁
1
Takashi Saisu
1,2
1千葉大学医学部整形外科
2国立佐倉病院整形外科
3国立佐倉病院外科
1Department of Orthopaedic Surgery, School of Medicine, Chiba University
キーワード:
laparoscopy
,
腹腔鏡
,
lumbar spine
,
腰椎
,
surgery
,
手術
Keyword:
laparoscopy
,
腹腔鏡
,
lumbar spine
,
腰椎
,
surgery
,
手術
pp.1231-1236
発行日 1996年11月25日
Published Date 1996/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902034
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抄録:生後3カ月の家畜豚16頭を対象として経腹膜法と腹膜外路法による内視鏡下腰椎前方固定術を試みた.腰仙椎移行部では経腹膜法によるアプローチを行い,中位腰椎では経腹膜法と腹膜外路法によるアプローチを行い,両者を比較した.大出血,空気塞栓,腸管損傷等の合併症はなく,いずれの群も目的を達し得た.腰仙椎移行部では,経腹膜法によるアプローチで安全な手術操作が可能であった.中位腰椎においては分節動静脈を確実に結紮切離することにより,腹膜外路法によるアプローチを安全に行うことが可能で,経腹膜法に比較し手術時間と視野の点でより優れた方法であると考えられた.
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