Japanese
English
論述
腰椎後方椎体間固定とpedicular screwの折損
Screw Breakage in Pedicular Screw Fixation for Posterior Lumbar Interbody Fusion
阿部 栄二
1
,
奥山 幸一郎
1
,
島田 洋一
1
,
佐藤 光三
1
,
千葉 光穂
2
,
水谷 羊一
3
,
宮野 泰治
4
Eiji Abe
1
1秋田大学医学部整形外科
2秋田労災病院整形外科
3山本組合総合病院整形外科
4国立秋田工業専門学校機械工学科
1Department of Orthopaedic Surgery, Akita University School of Medicine
キーワード:
椎弓根ねじ固定
,
pedicular screw fixation
,
腰椎後方椎体間固定
,
Posterior lumbar interbody fusion
,
折損
,
breakage
,
腰椎辷り症
,
spondylolisthesis
Keyword:
椎弓根ねじ固定
,
pedicular screw fixation
,
腰椎後方椎体間固定
,
Posterior lumbar interbody fusion
,
折損
,
breakage
,
腰椎辷り症
,
spondylolisthesis
pp.1327-1334
発行日 1993年12月25日
Published Date 1993/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901255
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抄録:数種のrigid typeのpedicular screw systemを用いて後方椎体間固定(PLIF)を行った腰椎辷り症112例において,共通の特徴をもったスクリュー折損が6例にみられた.これらの折損は術後2ヵ月から7ヵ月の間に,移植骨が圧潰した例や過度に前彎のついたプレートとスクリューが連結され,椎体とともにスクリューの先端が前方に開いた例にみられた.スクリュー折損の原因は移植骨の圧潰や彎曲の強いプレートとスクリューの連結の際に発生した固定椎体間の開大によってスクリューへの荷重負荷が集中したためと思われた.スクリューの根元の内径に10゜のテーパーをつけて太くし,プレートの彎曲を弱め,さらに骨萎縮の強い例に人工椎間スペーサーを併用することにより,スクリューの折損はほとんどみられなくなった.
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