Japanese
English
臨床経験
超音波検査が有用であった肘離断性骨軟骨炎の1例
Ultrasonographic Diagnosis of Osteochondritis Dissecans of the Elbow: A Case Report
三上 将
1
,
高原 政利
1
,
三浪 明男
1
Susumu Mikami
1
1北海道大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Hokkaido University School of Medicine
キーワード:
離断性骨軟骨炎
,
osteochondritis dissecans
,
超音波
,
ultrasound
,
肘
,
elbow
,
野球肘
,
baseball elbow
Keyword:
離断性骨軟骨炎
,
osteochondritis dissecans
,
超音波
,
ultrasound
,
肘
,
elbow
,
野球肘
,
baseball elbow
pp.1167-1170
発行日 1993年10月25日
Published Date 1993/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901225
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抄録:超音波検査によりはじめて病変部が確認された肘離断性骨軟骨炎の1例を経験したので報告する.症例は12歳の男子で,軟式野球チームの投手として活躍していた.主訴は右肘関節痛と右肘伸展制限であった.単純X線写真では特に異常を認めなかった.超音波検査を行ったところ,骨軟骨片の存在を認め,動的観察にて骨軟骨片の嵌入を認めた.手術時,上腕骨小頭より剥離した骨軟骨片を認めた.本症例は超音波検査により初めて離断性骨軟骨炎の初期病変が確認された興味ある1例である.
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