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特集 整形外科医のための臨床研究の進め方—立案から実施まで
臨床研究のデザイン
Designing Clinical Research
竹上 未紗
1
Misa TAKEGAMI
1
1東京大学医学系研究科公衆衛生学分野
1Department of Public Health and Health Policy, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo
キーワード:
研究デザイン
,
research design
,
バイアス
,
bias
,
交絡
,
confounding factor
Keyword:
研究デザイン
,
research design
,
バイアス
,
bias
,
交絡
,
confounding factor
pp.1197-1202
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408203121
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臨床研究の実施において,リサーチクエスチョンの構造化の次の大きな山場はそれを研究デザインに落とし込む作業である.研究デザインにはさまざまな種類がある.現実の研究環境に照らし合わせたうえで,最も質の高い結果が得られる研究デザインが,自身の研究にとっての最適な研究デザインである.比較が目的の研究においては,要因と結果の関連をより確かにするために,偶然誤差,バイアス,交絡,原因と結果の時間的順序からの検討が必要となる.質の高い臨床研究となるか否かは,デザインの段階からの適切な対応にかかっている.
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