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あとがき
内藤 正俊
pp.400
発行日 2016年4月25日
Published Date 2016/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200524
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平成28年度から2年間の保険診療の“公定価格”を決める診療報酬の改定率が0.49%引き上げられました.今回は地域包括ケアシステムの構築に向けた3回目の改定となり,病床機能分化の促進と在宅医療の推進が特徴になっています.特定機能病院と一般病床500床以上の地域支援病院での紹介なし患者への定額負担徴収が責務となり,ICTを活用した患者情報の共有に対し点数が算定できるようになりました.整形外科関係では,関節鏡下股関節唇縫合術と寛骨臼骨折観血的手術に対し難度に応じた高い点数が新設されました.回復期リハビリテーション病棟入院料には,入棟時に比べた退棟時の改善度と入院期間の短縮化によるアウトカム評価が新規導入されています.施設と対象疾患が限定されていますが,ロボットスーツによる歩行運動処置が算定できるようになりました.
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