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あとがき
清水 克時
pp.1188
発行日 2009年11月25日
Published Date 2009/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101635
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2009年8月30日に行われた第45回衆議院議員総選挙から1カ月半が経過しました.民主党が過半数を大きく上回る議席を獲得し,自民党は1955年(昭和30年)の結党以来,初めて衆議院第一党を失い,歴史的な政権交代が実現しました.今は政権交代にともなう概算要求の見直し作業が行われているところです.各省庁の予算が当初のものを下回るだろうという見込みのなか,厚生労働省関連の予算は当初予算を上回る可能性が高いと予想されています.このことが診療報酬に反映されるのかどうかは結果をみないとなんとも言えませんが,小泉政権以来の社会保障費抑制政策が切り替えられようとしていることは間違いないようです.
今月号の「視座」は,日本大学・徳橋泰明教授の「インターネットと日本整形外科学会診療ガイドラインについて」です.インターネットは現代社会の最も重要なキーワードです.診療ガイドラインが価値を持つようになったのも,インターネットのおかげです.ピア・レビューや研究者の利益相反が重要になってきたこともインターネットと関係があるように思います.
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