Japanese
English
誌上シンポジウム 整形外科における人工骨移植の現状と展望
人工骨による骨腫瘍治療
Synthetic Bone Graft for Bone Tumors
生越 章
1
,
有泉 高志
1
,
川島 寛之
1
,
堀田 哲夫
1
,
遠藤 直人
1
Akira Ogose
1
,
Takashi Ariizumi
1
,
Hiroyuki Kawashima
1
,
Tetsuo Hotta
1
,
Naoto Endo
1
1新潟大学大学院整形外科学分野
1Division of Orthopedic Surgery, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Niigata University
キーワード:
ハイドロキシアパタイト
,
hydroxyapatite
,
骨ペースト
,
bone paste
,
β-リン酸三カルシウム
,
β-tricalcium phosphate
,
骨腫瘍
,
bone tumors
Keyword:
ハイドロキシアパタイト
,
hydroxyapatite
,
骨ペースト
,
bone paste
,
β-リン酸三カルシウム
,
β-tricalcium phosphate
,
骨腫瘍
,
bone tumors
pp.17-24
発行日 2009年1月25日
Published Date 2009/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101431
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
良性骨腫瘍そう爬術後に人工骨移植を行うことで優れた臨床成績が報告されている.現在わが国で広く使用されている人工骨には,ハイドロキシアパタイト,骨ペースト,β-リン酸三カルシウム(β-TCP)などがある.各材料,さらには同じ材料でもメーカーや気孔率,気孔の連通性,表面形状によりその特性が異なり,自分の使用する材料の特性をよく知ることが重要である.筆者が好んで用いているβ-TCPは初期強度は弱いが吸収置換され,旺盛な骨伝導能をもつ優れた材料であり,骨腫瘍領域において優れた臨床成績の報告が多い.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.