Japanese
English
論述
CT診断を応用した骨腫瘍の治療—特に広範切除術について
Diagnosis of the Bone Tumors by Computed Tomography and their Wide Resection and Reconstruction
葉 山泉
1
,
高岸 直人
1
,
松崎 昭夫
1
,
諌山 照刀
1
,
足達 裕
1
,
桜井 日出也
1
,
原 正文
1
,
白石 元英
1
,
小野 庸
2
,
宮内 貞一
2
,
橘 寛
3
,
吉田 光男
3
,
内村 正英
4
Sansen YOH
1
1福岡大学医学部整形外科
2福岡大学医学部放射線科
3新日鉄八幡病院整形外科
4内村整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, School of Medicine, Fukuoka University
キーワード:
骨腫瘍
,
bone tumors
,
広範切除術
,
wide resection
,
CT診断
,
diagnosis by computed tomography
,
術前ADM大量間歇動注
,
preoperative intra-arterial infusion of high dose adriamycin
,
骨セメント
,
bone cement
Keyword:
骨腫瘍
,
bone tumors
,
広範切除術
,
wide resection
,
CT診断
,
diagnosis by computed tomography
,
術前ADM大量間歇動注
,
preoperative intra-arterial infusion of high dose adriamycin
,
骨セメント
,
bone cement
pp.1020-1030
発行日 1981年11月25日
Published Date 1981/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906437
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骨腫瘍の広範切除術は巨細胞腫などの浸潤性の良性骨腫瘍や軟骨肉腫などの悪性度の低い悪性骨腫瘍に行われている.しかし,近年のADM,MTXの大量投与法の開発により骨肉腫などの悪性度の高い悪性骨腫瘍に対しても患肢を温存した広範切除術が行われるようになった6,12,17).昭和52年以来,われわれは骨・軟部腫瘍の診断にCTを併用しているが,骨外軟部腫瘤や血管増生の少ない軟骨肉腫の軟骨性腫瘤なども描出可能であり,その立体的位置関係を容易に認識できるようになつた20,22).すなわち,CT診断により腫瘤の局在状態を正確に認識することは術後の組織欠損の程度と機能再建への考慮を可能にするものであり,治療方針の決定に有用である22,23).われわれのCT診断を応用した骨腫瘍の広範切除術と機能再建について報告する.
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