Japanese
English
誌上シンポジウム 整形外科における人工骨移植の現状と展望
人工骨による手の外科治療
Surgical Treatments with the Artificial Bone Graft in Hand Surgery
香月 憲一
1
Kenichi Kazuki
1
1大阪市立総合医療センター整形外科
キーワード:
人工骨移植
,
artificial bone graft
,
内軟骨腫
,
enchondroma
,
橈骨遠位端骨折
,
distal radius fractures
Keyword:
人工骨移植
,
artificial bone graft
,
内軟骨腫
,
enchondroma
,
橈骨遠位端骨折
,
distal radius fractures
pp.9-15
発行日 2009年1月25日
Published Date 2009/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101430
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手の外科領域では人工骨は内軟骨腫などの良性骨腫瘍の摘出後の骨欠損部の補てんや,骨粗鬆を有する患者の骨折部の補てん材料などとして使用されている.骨折では橈骨遠位端骨折での使用例が多く,最近では変形治癒骨折に対する楔開き型矯正骨切り術によって生じた骨欠損部の補てんにも利用されている.人工骨の種類や形状は様々であるので,各人工骨の特性をよく理解し,使用部位や用途により使い分けが必要である.人工骨の臨床応用の範囲は,コンピュータ支援手術の応用や,骨形成蛋白(BMP)の臨床応用により,今後ますます拡大されるものと予想される.
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