Japanese
English
特集 直腸癌の治療—機能温存手術のプログレス
直腸癌に対するendoluminal surgery:経肛門的内視鏡下マイクロサージェリー
Endoluminal surgery for rectal cancer: transanal endoscopic microsurgery
金平 永二
1
,
大村 健二
1
,
木下 敬弘
1
,
石田 善敬
1
,
海東 恵子
1
,
渡辺 洋宇
1
Eiji KANEHIRA
1
1金沢大学医学部第1外科
キーワード:
内視鏡下手術
,
直腸鏡下手術
,
管腔内視鏡手術
,
内視鏡的粘膜切除術
,
早期直腸癌
Keyword:
内視鏡下手術
,
直腸鏡下手術
,
管腔内視鏡手術
,
内視鏡的粘膜切除術
,
早期直腸癌
pp.765-769
発行日 1999年6月20日
Published Date 1999/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905292
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経肛門的内視鏡下マイクロサージェリー(TEM)は低侵襲直腸局所切除であり,内視鏡的粘膜切除術(EMR)と従来の手術治療の間を埋める選択肢である.本術式では専用に開発された手術用直腸鏡を肛門から挿入し,内視鏡の視野の下,外科的一括切除と縫合を行う.
欧米からは多くの臨床報告があり,本術式の優れた機能温存性と,従来の治療法と比較した場合の優位性が明らかになってきた.TEMは本邦においても1992年以降急速に普及しているが,今後経済面や技術教育面での問題が解決されなければならない.
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