Japanese
English
臨床研究
経肛門的内視鏡下マイクロサージエリー(TEM)40症例の治療成績
Clinical results of transanal endoscopic microsurgery
阿保 昌樹
1
,
黒川 良望
1
,
安藤 健二郎
1
,
三井 一浩
1
,
上野 達之
1
,
里見 進
1
Masaki ABO
1
1東北大学医学部第2外科
キーワード:
経肛門的内視鏡下マイクロサージェリー(TEM)
,
直腸局所切除術
,
内視鏡下手術
,
直腸鏡下手術
Keyword:
経肛門的内視鏡下マイクロサージェリー(TEM)
,
直腸局所切除術
,
内視鏡下手術
,
直腸鏡下手術
pp.1321-1326
発行日 1998年10月20日
Published Date 1998/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903309
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はじめに
近年,患者のquality of life(QOL)を考慮し,より低侵襲の治療法を選択する傾向が一般化しつつある.特に直腸癌に対する手術法に関しては人工肛門という問題も絡み,患者のQOLに多大な影響を与えるため,慎重な選択が要求される.
早期直腸癌におけるリンパ節転移をきたすリスクファクターは,過去の膨大な切除標本の検討により明らかとなってきており,局所切除にて根治可能か否かを判断することが可能となった.直腸局所切除法としては,ポリペクトミー,EMRなどの内視鏡的切除があり,外科的局所切除法として経肛門的,経仙骨的,経括約筋的アプローチ法が挙げられる.
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