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特集 早期直腸癌診療のストラテジー
早期直腸癌に対する経仙骨的切除
Trans-sacral excision for early cancer in the rectum
寺本 龍生
1
,
渡邊 昌彦
1
,
亀井 秀策
1
,
遠藤 高志
1
,
橋本 修
1
,
北島 政樹
1
Tatsuo TERAMOTO
1
1慶應義塾大学医学部外科
キーワード:
早期直腸癌
,
経仙骨的局所切除
,
経仙骨的管状切除
Keyword:
早期直腸癌
,
経仙骨的局所切除
,
経仙骨的管状切除
pp.425-429
発行日 1998年4月20日
Published Date 1998/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903147
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直腸の早期癌はほとんどの症例が経肛門的に局所切除可能であるが,腫瘍が直腸S状部に及ぶものや,腫瘍径が大きくて経肛門的には完全切除が不完全になる場合に経仙骨的局所切除が適応とされる.内視鏡あるいは経肛門的局所切除後,さらに根治的追加切除が必要と判断された場合には,1群リンパ節を含めて切除可能な経仙骨的管状切除が適応とされる.本術式は直腸周囲の解剖学的関係を熟知して行えば術後の機能障害をきたすことがなく,容易で安全な応用範囲の広い術式である.
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