Japanese
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特集 内視鏡下手術の現状と問題点
腹腔鏡下胆管切石術の現状と問題点
Clinical results and problems of laparoscopic common bile duct exploration
徳村 弘実
1
,
鹿郷 昌之
1
,
原田 伸彦
1
,
坂本 宣英
1
,
力山 敏樹
1
,
峯岸 道人
1
,
里井 俊平
1
,
国仲 弘一
1
,
百目木 泰
1
,
藤原 秀之
1
Hiromi TOKUMURA
1
1東北労災病院外科
キーワード:
腹腔鏡下手術
,
胆管結石症
,
経胆嚢管法
,
胆管切開
Keyword:
腹腔鏡下手術
,
胆管結石症
,
経胆嚢管法
,
胆管切開
pp.1377-1382
発行日 2002年10月20日
Published Date 2002/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904993
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腹腔鏡下胆管切石術は多くの利点を有しているがその手術困難性のため十分普及していない.自験258例から本手術の適応と手技上の問題点を述べた.経胆嚢管法を107例に,胆管切開法を149例に完遂した.胆管切開処置はCチューブ76例,Tチューブ50例,縫合.閉鎖24例,胆管十二指腸吻合1例であった.経胆嚢管法は第一に選択されるべきアプローチ法だが適応は制限され,適切な器機の整備が重要であった.胆管切開法は経胆嚢管法のできない症例のほとんどに適応できたが,胆管非拡張例は適応から除外すべきと考えられた.胆管切開法は慎重な手技とドレナージの選択,十分な準備と修練が必要であった.
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