Japanese
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臨床報告・1
十二指腸に穿破した総肝動脈瘤に対し,NBCリピオドールによる経動脈カテーテル塞栓術が有効であった1例
A case of common hepatic artery aneurysm rupturing into the duodenum
柿原 直樹
1
,
庄野 泰規
1
,
竹中 温
1
,
藤田 正人
2
,
竹内 義人
3
Naoki KAKIHARA
1
1京都第二赤十字病院外科
2京都第二赤十字病院放射線科
3京都第一赤十字病院放射線科
キーワード:
総肝動脈瘤
,
TAE
,
NBCリピオドール
Keyword:
総肝動脈瘤
,
TAE
,
NBCリピオドール
pp.1147-1150
発行日 2002年8月20日
Published Date 2002/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904956
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はじめに
肝動脈瘤は比較的稀な疾患とされている.近年血管造影検査の進歩に伴って腹部動脈瘤の発見率は向上しており,経動脈カテーテル塞栓術(以下,TAE)が行われるようになってきた.しかしいったん破裂をきたすと重篤な経過をたどる症例が多く,その救命率は低い.今回,総肝動脈瘤が十二指腸に穿破した症例を動脈瘤塞栓術で止血,救命しえたので報告する.
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