Japanese
English
臨床報告・1
胃に穿破した破裂性脾動脈瘤の1手術例
A case of a ruptured splenic artery aneurysm
足立 尊仁
1
,
青木 幹根
1
,
花井 雅志
1
,
山田 成寿
1
,
鷹尾 博司
1
Takahiro ADACHI
1
1名古屋徳洲会総合病院外科
キーワード:
破裂性脾動脈瘤
,
TAE
,
線維性肉芽腫
,
double rupture phenomenon
Keyword:
破裂性脾動脈瘤
,
TAE
,
線維性肉芽腫
,
double rupture phenomenon
pp.685-688
発行日 2006年5月20日
Published Date 2006/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100452
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
脾動脈瘤は比較的稀であるが,最近の画像診断の進歩によって発見が増えてきている.最も重大な合併症は破裂であり,予後も不良である場合が多い.今回,われわれはコントロール不良な糖尿病患者に生じた,胃へ穿破した破裂性脾動脈瘤に対し,術前transcatheter arterial embolization(以下,TAE)を施行し,安全に手術し得た1例を経験したので,破裂の原因およびその治療法につき文献的考察を加えて報告する.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.