Japanese
English
臨床報告・1
慢性高位腹部大動脈閉塞症を伴う発症34時間後の急性上腸間膜動脈閉塞症の1救命例
A rescued case of acute occlusion of the superior mesenteric artery with chronic high abdominal aortic occlusion
江田 匡仁
1
,
市原 利彦
1
,
上田 裕一
2
Tadahito EDA
1
1公立陶生病院心臓血管外科
2名古屋大学大学院胸部機能外科学
キーワード:
上腸間膜動脈閉塞症
,
慢性高位腹部大動脈閉塞症
,
血栓除去術
,
血栓溶解術
Keyword:
上腸間膜動脈閉塞症
,
慢性高位腹部大動脈閉塞症
,
血栓除去術
,
血栓溶解術
pp.1151-1154
発行日 2002年8月20日
Published Date 2002/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904957
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はじめに
上腸間膜動脈(SMA)閉塞症は稀な疾患であり,診断に苦慮することが多く,いまだ死亡率も高い.またたとえ救命できたとしても多くは広範囲腸管切除を余儀なくされ,短腸症候群に悩まされる予後不良な疾患である1〜3).今回,筆者らは高位腹部大動脈閉塞症に伴って発症した上腸間膜動脈塞栓症に対し血栓除去術を施行し,良好な結果を得たので報告する.
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