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特集 肝切除術のコツ
手術
CUSATMを用いた肝切離のコツ
Secured technique for hepatic transection using CUSATM
黒崎 功
1
,
畠山 勝義
1
Isao KUROSAKI
1
1新潟大学医学部第1外科
キーワード:
CUSATM
,
肝切離法
,
合併症
Keyword:
CUSATM
,
肝切離法
,
合併症
pp.653-655
発行日 2002年5月20日
Published Date 2002/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904864
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CUSATMの基礎知識
CUSATMはCavitron社製のultrasonic surgical aspi-rator(超音波吸引装置)の略であり,現在では数社から同様の機種が発売されている.開発当時は白内障に対する乳化吸引装置として使用され1),その後さまざまな分野で用いられるようになった.1984年にCUSATMを用いた肝切除術が報告され2),1990年代にかけて出血量や手術時間などの点から肝切除におけるCUSATMの有用性が数多く報告されている3,4).
本稿では筆者が行っているCUSATMを用いた肝切離とそのコツおよび手術成績について述べてみたい.
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