目で見る外科標準術式・21
直腸癌に対するTEM(transanal endoscopic microsurgery)
木下 敬弘
1
,
金平 永二
1
,
大村 健二
1
,
川上 和之
1
,
渡邊 剛
1
Takahiro KINOSHITA
1
1金沢大学医学部第1外科
pp.1249-1257
発行日 2001年9月20日
Published Date 2001/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904574
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はじめに
経肛門的内視鏡下マイクロサージェリー(以下,TEM)は,直腸病変の外科的一括切除を目的にして行われる管腔臓器内視鏡下手術(endoluminalsurgery)である(図1).TEMの出現により内視鏡的粘膜切除(以下,EMR)の限界を超えた病変でも直腸腔内での局所切除による治療が可能となった.本稿ではBuessら1,2)により開発された直腸内通気法を用いたTEM原法3)を図譜を用いて解説する.
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