Japanese
English
臨床報告・1
99mTc-DTPA-HSAシンチグラフィーが術前診断に有用であった蛋白漏出性胃癌の1例
A case of protein-losing gastric cancer diagnosed by 99mTc-DTPA-HSA scintigraphy
南木 浩二
1
,
稲葉 行男
1
,
林 健一
1
,
戸屋 亮
1
,
大江 信哉
1
,
渡部 修一
1
,
千葉 昌和
1
Koji NANMOKU
1
1山形県立河北病院外科
キーワード:
蛋白漏出性胃癌
,
低蛋白血症
,
蛋白漏出シンチグラフィー
,
99mTc-DTPA-HAS
Keyword:
蛋白漏出性胃癌
,
低蛋白血症
,
蛋白漏出シンチグラフィー
,
99mTc-DTPA-HAS
pp.979-982
発行日 2001年7月20日
Published Date 2001/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904526
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はじめに
蛋白漏出性胃腸症は,アルブミンを主とする血清蛋白が消化管内腔へ異常漏出することによって引き起こされる病態であり,まれではあるが胃癌などの消化管悪性腫瘍も原因となる1).しかし,従来の画像診断では,感度が低いため,蛋白漏出部位の同定は非常に困難であった.今回われわれは,胃癌からの蛋白漏出を99mTc-DTPA(diethyl-enetriamine-pentaacetic acid)-HSA(human serumalbumin)を用いることで高精度に評価し,胃切除により低蛋白血症を改善し得た1例を経験したので報告する.
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