Japanese
English
臨床報告・1
慢性関節リウマチ治療中に発症した子宮留膿症穿孔の1例
A case of perforated pyometra
斎藤 典才
1
,
山岸 雅司
2
,
渡辺 博之
1
,
横山 隆
1
,
原 和人
1
,
村山 隆司
3
Noritoshi SAITOH
1
1石川勤労者医療協会城北病院外科
2石川勤労者医療協会城北病院婦人科
3金沢リハビリテーション病院内科
キーワード:
子宮留膿症穿孔
,
免疫抑制剤
,
FK506
Keyword:
子宮留膿症穿孔
,
免疫抑制剤
,
FK506
pp.983-985
発行日 2001年7月20日
Published Date 2001/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904527
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はじめに
子宮留膿症穿孔(以下,本症)はまれな疾患で,治療が遅れると腹膜炎,敗血症を併発し重篤となる1).今回われわれは,慢性関節リウマチの治療中でFK506投与試験を終了後に本症を併発し,救命できなかった症例を経験した.本症は文献報告例をみるかぎり高齢者に多く,60歳での発症は比較的若年齢と思われる.このため本症例の発症理由について,若干の文献的考察を加え報告する.
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