Japanese
English
症例報告
99mTc DTPAが腫瘍シンチグラフィとして有用であった背部巨大神経線維腫の1例
A case of giant neurofibroma in which 99mTc DTPA was useful as scintigraphy
柴﨑 嘉子
1
,
中嶋 邦之
1
,
勝浦 純子
1
,
中川 俊文
1
,
高岩 堯
1
Yoshiko SHIBAZAKI
1
,
Kuniyuki NAKASHIMA
1
,
Junko KATSUURA
1
,
Toshifumi NAKAGAWA
1
,
Takashi TAKAIWA
1
1香川医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Kagawa Medical University
キーワード:
神経線維腫
,
99mTc DTPA
,
Recklinghausen病
Keyword:
神経線維腫
,
99mTc DTPA
,
Recklinghausen病
pp.356-358
発行日 1999年4月1日
Published Date 1999/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902837
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61歳の女性の背部に巨大な神経線維腫がみられた.同部に巨大な褐色斑を,腰部に2個のカフェ・オ・レ斑を伴いRecklinghausen病を疑ったが診断基準を満たさなかった.また,神経線維腫に99mTc DTPA(diethylenetriamine penta-acetic acid)が集積するという報告をもとに自験例にもシンチグラフィを施行した.その結果,腫瘤のみられた背部と腰部に加えて,外見上および触診上皮疹のない両側大腿部にも集積を認めた.自験例のような巨大な神経線維腫は本邦において稀であり,また99mTc DTPAは神経線維腫の腫瘍シンチグラフィとして有用と考えたので報告した.
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