Japanese
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特集 重症急性膵炎の診療Now
膵酵素阻害剤,抗生物質持続動注療法による重症急性膵炎の治療
Treatment of severe acute pancreatitis:Continuous regional arterial infusion of protease inhibitor and antibiotic
武田 和憲
1
,
渋谷 和彦
1
,
砂村 眞琴
1
,
松野 正紀
1
Kazunori TAKEDA
1
1東北大学医学部第1外科
キーワード:
重症急性膵炎
,
膵酵素阻害剤
,
抗生物質
,
動注療法
Keyword:
重症急性膵炎
,
膵酵素阻害剤
,
抗生物質
,
動注療法
pp.191-194
発行日 2001年2月20日
Published Date 2001/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904372
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全身的な炎症反応の程度は膵・後腹膜腔の炎症の進展度に一致することから,重症膵炎の治療戦略としては全身の集中治療管理のみではなく,膵局所に対する原因療法的な治療が必要となる.膵局所治療である膵酵素阻害剤,抗生物質持続動注療法により死亡率の改善,感染性膵壊死の頻度の低下がみられたが,とくに発症から48時間以内の早期に治療を開始することが救命率向上のためには重要である.
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