Japanese
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特集 超音波ガイド下の穿刺手技
急性胆嚢炎に対する経皮経肝胆嚢ドレナージ
Percutaneous transhepatic gallbladder drainage for acute cholecystitis
吉田 孝司
1
,
中島 正暢
1
,
正木 忠彦
1
,
森 俊幸
1
,
杉山 政則
1
,
跡見 裕
1
Takashi YOSHIDA
1
1杏林大学医学部第1外科
キーワード:
急性胆嚢炎
,
PTGBD
Keyword:
急性胆嚢炎
,
PTGBD
pp.1567-1570
発行日 2000年12月20日
Published Date 2000/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904327
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急性胆嚢炎に対する非観血的ドレナージ術としての経皮経肝胆嚢ドレナージ術(PTGBD)は超音波ガイド下で施行され,胆道内圧の上昇をきたさず比較的安全に施行できる.また現在,胆嚢疾患に対する標準術式としてlaparoscopic cholecystectomy(Lap-C)が定着しつつある.急性胆嚢炎に対してのLap-Cの施行時期についてはまだ議論があるが,発症早期にPTGBDを積極的に挿入することの利点は少なくないと考える.ドレナージをより安全に施行するには,術前後の十分な管理と手技の習熟が必要とされ,また術中,術後の合併症に対し適切な対応が要求される.
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