Japanese
English
特集 肝胆膵のIntervention―エキスパートからのメッセージ
経皮経肝的アプローチ―経皮的胆嚢ドレナージ
Tips for percutaneous transhepatic gallbladder drainage
前谷 容
1
,
浮田 雄生
1
,
南部 知子
1
,
新後閑 弘章
1
,
大牟田 繁文
1
,
遠藤 琢朗
1
Iruru MAETANI
1
,
Takeo UKITA
1
,
Tomoko NAMBU
1
,
Hiroaki SHIGOKA
1
,
Shigefumi OMUTA
1
,
Takuro ENDO
1
1東邦大学医療センター大橋病院 消化器内科
1Division of Gastroenterology,Department of Internal Medicine,Toho University Ohashi Medical Center,Tokyo
キーワード:
急性胆嚢炎
,
PTGBD
,
手技
,
インターベンション
Keyword:
急性胆嚢炎
,
PTGBD
,
手技
,
インターベンション
pp.135-141
発行日 2009年3月15日
Published Date 2009/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100131
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要旨
PTGBD(percutaneous transhepatic gallbladder drainage)は急性胆嚢炎に対する減圧法としては最も確実,かつ有効な手段である.手術の橋渡しだけでなく,手術不能例では本法だけで治療完結できることもある.胆嚢炎診療において重要な役割を担っている手技であり,胆嚢炎診療にかかわる医師にとって,本手技に習熟しておくことは不可欠である.腫大した胆嚢にドレナージカテーテルを留置するものであり,難易度は高くないが,手技の不成功は腹膜炎など重大な偶発症をきたす可能性があり,確実性の高い手技が求められる.本手技に限ったことではないが,適切なデバイスを選択し,そのデバイスの持つ特性にふさわしい操作法を行うことがインターベンションの基本である.また対象臓器を解剖学的に十分理解しておくことも忘れてはならない.
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