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特集 超音波ガイド下の穿刺手技
経皮的腎瘻造設術—水腎症の穿刺とドレナージ
Techniques of percutaneous nephrostomy (PNS):needle puncture and drainge of hydronephrosis
勝岡 洋治
1
,
木下 昌重
1
Yoji KATSUOKA
1
1大阪医科大学泌尿器科
キーワード:
経皮的腎瘻造設術
,
水腎症
,
ネフロストミー
Keyword:
経皮的腎瘻造設術
,
水腎症
,
ネフロストミー
pp.1547-1550
発行日 2000年12月20日
Published Date 2000/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904323
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経皮的腎瘻造設術は経皮的腎切石術(PNL),経皮的腎盂尿管移行部狭窄手術などにおける内視鏡手術操作のルート確保として重要である.本稿では,尿路変向を余儀なくされた場合の緊急処置として行われる経皮的腎瘻造設術を解説する.穿刺は超音波監視下が一般的であるが,腎杯の同定が困難なこともあり,さらに細部に達すると盲目的操作となる点が多く,X線透視の併用が必要となる.本法の要点は,1)目的の腎杯に正しく穿刺すること,2)一度確保したルートを失わないこと,3)各段階で手技を確実に行うことである.些細なトラブルでも腎瘻造設は困難となり,さらに重大な合併症を引き起こす可能性があることを常に念頭におかなければならない.
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