Japanese
English
臨床報告・1
潜在性に経過し動静脈瘻を形成した破裂性感染性腸骨動脈瘤の1例
Chronic contained rupture of infected iliac artery aneurysm with artedo:venous fistula A case report
長谷川 毅
1
,
宮本 康二
1
,
佐藤 裕英
1
,
清水 明
1
,
瀬戸口 誠
1
,
嘉村 正徳
2
Takeshi HASEGAWA
1
1松波総合病院外科
2松波総合病院内科
キーワード:
潜在性破裂性動脈瘤
,
腸骨動脈瘤
,
感染性動脈瘤
Keyword:
潜在性破裂性動脈瘤
,
腸骨動脈瘤
,
感染性動脈瘤
pp.385-389
発行日 2000年3月20日
Published Date 2000/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904066
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
腹部大動脈瘤はしばしば破裂し予後不良となるが,時に破裂部が小さく周囲組織に被包され,数週ないし数か月以上にわたり無症状で経過し,腹部CT検査などで偶然発見される場合があり,最近このような潜在性破裂例が注目されている1).筆者らは比較的稀な感染性腸骨動脈瘤で,1か月余の経過中に再破裂し,動静脈瘻を形成し治療に難渋した例を経験したので報告する.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.