Japanese
English
手術手技
骨盤内臓器全摘術後の尿路変向術としてのneobladder(Studer変法)
Using ileal neobladder for urinary bladder after total pelvic exenteration for rectal carcinoma
山本 俊二
1
,
山中 望
2
,
前田 敏樹
1
,
内田 靖之
1
,
矢部 慎一
1
,
中野 正人
1
,
坂野 茂
1
,
山田 裕二
2
,
武中 篤
2
,
山本 正之
1
Shunji YAMAMOTO
1
1神鋼病院外科
2神鋼病院泌尿器科
キーワード:
骨盤内臓器全摘術
,
尿路変向術
,
neobladder
,
回腸ポウチ
,
Studer変法
Keyword:
骨盤内臓器全摘術
,
尿路変向術
,
neobladder
,
回腸ポウチ
,
Studer変法
pp.945-949
発行日 1999年7月20日
Published Date 1999/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903677
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はじめに
尿路系臓器に浸潤した進行直腸癌に対する骨盤内臓器全摘術後1)の尿路変向術としては,回腸導管造設術や一側尿管皮膚瘻術などの失禁型尿路変向術が行われているが2),人工肛門とのdoublestomasとなり,患者のquality of life(QOL)は著しく低下する.
一方,膀胱癌においては膀胱全摘術後に,尿道からの自然排尿が可能なneobladderが作製され,安定した成績が報告されている3).今回,骨盤内臓器全摘術後の尿路変向術としてStuder変法4)による膀胱再建術を施行した直腸癌症例を経験したので報告する.
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