Japanese
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特集 切除標本取扱いガイドライン—癌取扱い規約に基づいた正しい取扱い法と肉眼所見の記載法
大腸癌切除標本の取扱い(1)
Management of resected specimens of the colon and rectal cancer
須田 武保
1
,
高久 秀哉
1
,
島村 公年
1
,
岡本 春彦
1
,
畠山 勝義
1
,
味岡 洋一
2
Takeyasu SUDA
1
1新潟大学医学部第1外科
2新潟大学医学部第1病理
キーワード:
大腸癌
,
切除標本
,
肉眼写真撮影
Keyword:
大腸癌
,
切除標本
,
肉眼写真撮影
pp.645-648
発行日 1999年5月20日
Published Date 1999/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903614
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はじめに
切除標本は,消化管病変の診断・治療に対して非常に多くの情報を与えてくれる.すなわち術前のX線・内視鏡診断に対しては厳しい解答を,術後の治療に対しては最良の指針を示す.その情報量は,遺伝子学的なものから最も日常臨床的なものまで広く及び,求める人の学問的レベルの高さに応じてくれるものである.
本稿では大腸癌切除標本からできるだけ有益な情報を引き出せるように,切除標本の取扱い方のポイントを大腸癌取扱い規約(第6版)1)に基づき概説する.
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