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特集 切除標本取扱いガイドライン—癌取扱い規約に基づいた正しい取扱い法と肉眼所見の記載法
大腸癌切除標本の取扱い(2)
How to treat surgical specimens of colorectal cancer
藤井 久男
1
,
中野 博重
1
,
小山 文一
1
,
寺内 誠司
1
,
榎本 泰三
1
Hisao FUJII
1
1奈良県立医科大学第1外科
キーワード:
大腸癌
,
切除標本
,
取扱い
Keyword:
大腸癌
,
切除標本
,
取扱い
pp.649-655
発行日 1999年5月20日
Published Date 1999/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903615
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はじめに
臨床外科において,切除標本は最も貴重な資料である.術前に検討が重ねられた病態評価の解答であり,今後の治療の指針となる情報が入っている.しかし,この貴重な資料の取扱いを若い外科医に委ねている施設も少なくない.ここでは,筆者らの施設で指導している大腸癌切除標本の取扱い方法を,手術室から病理に送るまで切除標本の流れを追ってマニュアル形式に述べる.筆者らの方法は,大腸癌取扱い規約1)(以下,規約)に基づいているが,ごく一部異なる点は明記した.
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