Japanese
English
特集 大腸癌の術後再発をめぐって
大腸癌の術後再発様式と治療の現状
Patterns and treatment of postoperative recurrence in colorectal cancer
須田 武保
1
,
長倉 成憲
1
,
丸田 智章
1
,
谷 達夫
1
,
飯合 恒夫
1
,
岡本 春彦
1
,
白井 良夫
1
,
畠山 勝義
1
Takeyasu SUDA
1
1新潟大学医学部第1外科
キーワード:
大腸癌
,
再発様式
,
肝転移
,
肺転移
,
局所再発
Keyword:
大腸癌
,
再発様式
,
肝転移
,
肺転移
,
局所再発
pp.741-746
発行日 2001年6月20日
Published Date 2001/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904477
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
大腸癌の再発様式をみると,全国登録集計では頻度の高いほうから順に肝転移,局所再発,肺転移,腹膜播種,リンパ節転移,骨転移,その他の再発形式の順であり,結腸癌では肝転移が主であり,直腸癌では局所再発,肝転移および肺転移が主であった.また術後に本邦で行われている形式の再発早期発見を目的とした定期的follow upは,十分大腸癌の予後向上に貢献していると考えられた.いずれの再発形式においても治療効果の面から治療の第1選択は外科的切除であり,特に肝再発においては複数回肝切除を行っても予後改善が期待できると考えられる.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.