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特集 器械吻合・縫合におけるコツとピットフォール
4.器械吻合による幽門側胃切除術(Billroth I法)におけるコツとピットフォール
Knacks and pitfalls for gastroduodenal anastomosis using circular stapler in Billroth I gastrectomy
忠岡 信彦
1
,
中村 靖幸
1
,
水谷 央
1
,
吉永 和史
1
,
長谷川 拓男
1
,
高橋 宣胖
1
Nobuhiko TADAOKA
1
1東京慈恵会医科大学附属青戸病院外科
キーワード:
自動吻合器
,
胃十二指腸吻合
,
幽門側胃切除術
,
Billroth I法
Keyword:
自動吻合器
,
胃十二指腸吻合
,
幽門側胃切除術
,
Billroth I法
pp.317-322
発行日 1999年3月20日
Published Date 1999/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903546
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コツとピットフォール
コツ:
(1)切離・吻合に際して位置関係がわかりにくくなる場合があるので切離予定線をマーキングする.
(2)切離予定線が小彎前壁に向いていることを確認し,吻合前に仮合わせを十分に行う.
(3)吻合口は手縫い吻合と同様に残胃の末梢断端に設定する.
ピットフォール:
(1)吻合により血行不良部や盲端を生ずることがある.
(2)残胃に不正なねじれがおこることがある.
(3)操作中に癌組織にシャフトが接触して癌細胞のimplantationを生ずる可能性がある.
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