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特集 自動吻合器・縫合器を使いこなす
自動吻合器を用いたBillroth Ⅰ法再建術
Gastroduodenostomy with the EEA Stapler
鈴木 博孝
1
,
笹川 剛
1
,
喜多村 陽一
1
,
小熊 英俊
1
,
石塚 直樹
1
,
遠藤 明彦
1
1東京女子医科大学消化器病センター外科
キーワード:
Billroth I法
,
自動吻合器
Keyword:
Billroth I法
,
自動吻合器
pp.1267-1272
発行日 1994年10月20日
Published Date 1994/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901646
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われわれは,幽門側胃切除のBillroth−1法再建にPCEEA,DTA−90などの器械を応用し,積極的に器械吻合を試みている.その方法は,胃切除に先立ってPCEEAによって吻合を行ったあと,DTA−90を用いて胃を縫合閉鎖,切除するもので,切除と再建が一気に完了する.本法の特徴は,胃を切除後に残胃よりEEAを挿入する方法に比べて,EEAの挿入孔を閉鎖する必要がないため迅速に再建が完了する点にある.器械吻合の最大の利点は,迅速な吻合と普遍的な吻合が得られることにあり,今後は手縫い操作が困難な場合のみならず,多くの消化管吻合に積極的に使用されていくであろう.
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