Japanese
English
手術手技
自動吻合器を用いた幽門側胃切除術(Billroth I法)における工夫
New techniques of gastroduodenal anastomosis using circular stapler in Billroth I gastrectomy
忠岡 信彦
1
,
中村 靖幸
1
,
吉永 和史
1
,
猪又 雄一
1
,
柵山 年和
1
,
高橋 宣胖
1
Nobuhiko TADAOKA
1
1東京慈恵会医科大学青戸病院外科
キーワード:
自動吻合器
,
胃十二指腸吻合
,
幽門側胃切除術
,
Billroth I法
Keyword:
自動吻合器
,
胃十二指腸吻合
,
幽門側胃切除術
,
Billroth I法
pp.765-769
発行日 1997年6月20日
Published Date 1997/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902749
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はじめに
以前より,幽門側胃切除術Billroth I法再建における自動吻合器の応用に関する報告は散見され,その有用性が確認されている.近年,胃切除術における器械吻合に対する診療報酬点数が改訂された結果,より自動吻合器が利用しやすくなっており,今後さらにその利用頻度は増加していくと思われる.
今までに発表された方法は,いずれも吻合に際してcircular staplerのshaft挿入を残胃の切開部または幽門より行うものが一般的である1〜5).しかし,その操作性,利便性については一長一短があり,さらに改善の余地があると考えられる.1994年より,筆者らも積極的に自動縫合/吻合器を利用してきたが,最近従来の方法の欠点を解消する新手技を考案し,良好な結果を得ているのでその手技(トルネード法)について述べる.
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