Japanese
English
特集 自動吻合器・縫合器による消化管再建の標準手技と応用
デルタ吻合―腹腔鏡下幽門側胃切除における体内Billroth-Ⅰ器械吻合法
Delta-shaped anastomosis:intracorporeal mechanical Billroth-Ⅰ anastomosis in laparoscopic distal gastrectomy
金谷 誠一郎
1
,
五味 隆
1
,
原田 信子
1
,
川田 洋憲
1
,
片山 哲夫
1
,
和田 康雄
1
,
大歳 雅洋
1
Seiichiro Kanaya
1
1姫路医療センター外科
キーワード:
腹腔鏡下幽門側胃切除
,
胃十二指腸吻合
,
体内吻合
,
自動縫合器
,
器械吻合
Keyword:
腹腔鏡下幽門側胃切除
,
胃十二指腸吻合
,
体内吻合
,
自動縫合器
,
器械吻合
pp.1239-1244
発行日 2005年10月20日
Published Date 2005/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100269
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:筆者らの開発した腹腔鏡下幽門側胃切除における体内Billroth-Ⅰ器械吻合(デルタ吻合)を,手術手技を中心に概説した.胃・十二指腸の後壁にfunctional end-to-end anastomosisのテクニックを応用し,リニアステイプラー(ETS Flex(R)45,blue cartridge,Ethicon Endo-Surgery)のみを用いて行う吻合法である.現在まで計60例に施行し,吻合に要した時間は平均13分43秒であった.縫合不全を1例に認めた以外,術後早期の合併症は認めておらず,長期的にも満足すべき結果を得ている.安全,簡便かつ短時間に施行できる有用な吻合法と考える.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.