特集 できる!縫合・吻合
Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法
3.胃
幽門側胃切除後の器械による胃-十二指腸吻合
八島 玲
1
,
大木 進司
1
,
竹之下 誠一
1
Rei YASHIMA
1
1福島県立医科大学器官制御外科学講座
pp.130-133
発行日 2009年10月22日
Published Date 2009/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102777
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はじめに
幽門側胃切除後の胃-十二指腸吻合,いわゆるBillroth-Ⅰ法(以下,B-Ⅰ)再建は1881年にBillrothがはじめて成功してから現在に至るまで種々の改良が加えられながら,現在でも幽門側胃切除後再建の過半数に行われている.近年では自動吻合器や自動縫合器の信頼性の向上や腹腔鏡補助による低侵襲手術の普及によってB-Ⅰ再建が器械吻合で行われるケースが増加してきた.
本稿では,現在行われている主なB-Ⅰの器械吻合法について手技とその特徴を解説する.
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